宮原多嘉子

1973年より和紙人形を武田貴澄先生に師事。師範認可を得る。

しばらくブランクの後1986年頃から再び人形作りをはじめます。 紙との関わりの中で折紙との出会いがあり折紙に不思議な魅力を感じました。 和紙人形は教室をもって教えたり作品展に出品したりしてきました。同時に折紙の勉強をはじめ デパートの催事での実演講習、友の会、婦人会、子供会など様々なところで講習会をしてきました。

1990年多摩医療センターの老人ホームで折紙クラブの指導をはじめたのをきっかけに 折紙の教室を持つようになり今は5カ所で教えています。最近は地元の市民大学の講師となり 生涯学習の講座や小学生に講習する機会も増えました。 折紙は男女とも年齢に関係なく子供からお年寄りまで楽しめます。 四角い紙を折ることですばらしい形ができ、面白さは無限にひろがります。 この楽しさをたくさんの人に知ってほしいと思っています。

人形の教室では姉様人形を教えています。垂髪から髪を結うようになった江戸時代中期から後期、 明治の初めにかけて流行した髪型60種を姉様人形にしました。 この姉様人形の中から通信教育の教材になった作品、雑誌のグラビアを飾った作品、 商品のパンフレットに載った作品もあります。 最近は姉様人形から髪型だけをとりミニかつらをつくっています。

1989年に初めて海外文化交流に参加して以来、いろいろな形で文化交流をしてきました。 現在はJLC(日本生活文化交流協会)の理事として毎年海外に出かけます。 世界各地で和紙人形と折紙の作品の展示をしたり、折紙を一緒に折ったりして たくさんの人々に喜ばれています。

3年ほど前に和紙人形の教室は閉じました。今まで作ってきた作品と新たに作った作品を加え3回に分けて 人形展示を行いました。紙の立人形を初めてご覧になった方も多く大変好評をいいただきました。 現在は折紙教室を中心に活動しています。